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さらば自転車! 今年の4月1日は「自転車最後の日 in広島って本当なの?!

思い返せば、私の隣にはいつも自転車がいてくれたんです。

今まで何台の自転車にまたがってきただろうか。

そんな歴代の自転車たちの中で、今でも記憶の中で燦然と輝いている自転車は

やっぱりあの2台かな。

まずは人生初の自転車だよね。皆もそうじゃないかな?

幼稚園のときじいちゃんが買ってくれた自転車。

三輪車じゃないよ。

ボディカラーが赤のやつだった。

近所の坂道をぶっ飛ばして、平地のガレージに猛スピードで突っ込むんです。

左カーブ切りながら急ブレーキかけて、キーっていわせながら横滑り止めする遊び。

これを毎日、毎日、何度も何度も繰り返したものです。

それだけで楽しかったのは何故だろうねぇ。はい。

当時、男の子が赤の自転車に乗っているのは珍しかったんです。

だから、赤を選んだじいちゃんの感性は斬新だったと思います。

さすが裸一貫からお風呂屋、旅館経営とキャリアアップして

鉄工所を立ち上げた男です。

そのじいちゃん、深酒して電車にはねられて、

近所では死んだ!と噂がたったそうです。

ところが、一発逆転。九死に一生の大怪我から大手術を経て、

金玉一個を失っても復活した男です。

そのとき死んでたら私は今いなかったわけで。

だから、他人が聞けば単なる馬鹿話なんでしょうけど、

私にとっては結構インパクトのあるエピソードなんです。

まあ、それ以来 じいちゃんの金運は消えたようですけど。

酒に酔ったときのじいちゃんの口癖は

「わしの金運は、金玉とともに去りぬ!」

いや、これだけ持ち上げておけば、天国でも喜んでいるでしょうよ。知らんけど。

とにかく、赤い自転車とじいちゃんは、おぼろげな記憶の中でリンクしているんだよね。

はい、これは手に入れた自転車の思い出ね。

続いて2台目は小学校三年生。

時代は昭和の高度成期。私の心をつかんでいたのは

「ジュニアスポーツ自転車」ですよ。

今では「スーパーカー自転車」って呼ばれているみたいですが…。

あの自転車はヤバイですよ。

今思い返しても、凄かったなあ。

えっ、何がそんなにすごいのかって?

まずはそのフォルム。

美しい曲線を描くセミドロップハンドル。

キンピカに輝くダイヤモンドフレーム。

トップチューブ上には5段ギヤシフト。

そして、ハンドル下にはフラッシャーランプ。

夜間光るライト付だけで十二分にカッコイイのに

ウインカー機能がついていたのだから。

自転車にウインカーですよ。ウインカー。

当時の少年は熱狂的に「ジュニアスポーツ自転車」に憧れたものです。

ジュニアスポーツ車、スポーツ自転車、ママチャリ! 昭和生まれの自転車たち

https://jafmate.jp/lifestyle/showatanken_20221107.html

しかし、純真な少年の夢物語は、この後たった一行で完結です。

「ある日、親父が相談もなく、自分の決めた自転車買ってキター!」

はい、おしまい。

瞬殺。

めでたし、めでたし。

買ってきた自転車には、フラッシャ-ランプついてなかったんです。

やって来た自転車には富士山エンブレム入っていた。

なんで富士山なんじゃ!!って思ったこと、今でもはっきり覚えてます。

お前は銭湯か!ってね。

富士サイクルの超シンプルな自転車だった。

Fuji Bike

https://www.fujibikes.jp/

いや、いま見ればかっこよかったんですよ。きっと。知らんけど。

もちろん、買ってもらえただけ幸せなんですけど。

正確に言わせてもらうと、もらったお年玉を一生懸命ためて預けていた私の銀行口座の額は3万円減っていたんですけどね。

いえ、いえ、そんなこと当たり前の昭和育ちですから、文句はないんですよ。

えー、まったく。

だからね、そのときもね、笑顔で対応でしたよ。

その点、子どもでしたけど大人対応でしたね。

もちろん、その自転車、いつもピカピカに磨いて大切に乗りましたよ。

「スーパーカー自転車ブ-ム」も長くは続かなかったしね。

そう、そう、思い返してみれば平成バブルみたいなもんですよ。

ブ-ムが去ると流行りものは一気にダサク見えるんだよね。

自転車で坂道下るみたいにね。(うまいこと言えた!!)

あんなにカッコよかったのに。不思議だね。

結局、超シンプルな自転車、いえいえ今風に言えば

何も足さない、何も引かない自転車っていうんですか?

流行り廃れなく平常心でながーく乗りました。

ワクワク、ドキドキは味わうことなく、たんたんと中学校3年生までね。

自転車の上で座禅するみたいにね。

まさに、富士にこもってで只管打座ですな。

只管打座 道元

https://www.daiouji.or.jp/houwa047.html

だから、その後高校で習った倫理社会で、鎌倉仏教 道元にはビビビッてきましたね。

わかるよ、道元、その気持!

今日の結論!

お気に入りの商品の裏側には、大切な人との思い出が詰まっているね。

お気に入りの商品とのご縁とタイミングを大切に。

お気に入りの商品にもワクワク・ドキドキの賞味期限があるんだよね。

*今日も本題に辿りつけなかったな。

続きは明日だよ~!